2017年11月20日月曜日

人工知能でお菓子を認識する(その4)

 このSony Neural Network Consoleの、まだ述べていない機能についてです。ニューラルネットワークの層構成を含む、様々なハイパーパラメータの自動チューニング(自動最適化)機能です。

 この「お菓子を認識する」でそれをやってみました。結論から言いますと、これまでの認識率(正答率)は最高で95.2% = 476/500でしたが、この自動チューニングで、97.2% =486/500を出すニューラルネットワークが見つかりました!

 これには、ノートPCを1時間ほど走らせて得られました。6ケースほどの候補をそれぞれ10分程度かけて学習した結果からそれが得られました。実際、ネットワークの層も自動的に下図のように変更されていました!ある一定のポリシーでこの方向へ向かってきたのだと思いますが、詳しいことは、現時点では分かりません。勉強していません。

 ともかく、自分でひとつのNeural Networkを構成すれば、それをベースに自動的に(時間はかかるが)もっと正答率の高いNeural Networkに変えてくれる、これはなかなかのものではないでしょうか。

前編(その2)のネットワーク構造が自動的に変更された
正答率は、前編(その2)の95.2%から97.2%へ向上


この時の学習の状況:前編(その2)の場合とはかなり異なるルートの探索




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